Freelancersで詐欺に遭った

scam 副業

とうとう、私もフリーランスプラットフォームで騙されました。あとで考えると「あっ」というところが5箇所くらいあったので、気づきそうなものですが、気づかないですね。本当にね、全く。どんな詐欺だったか記録しておきます。

仕事がとれなくて焦ってた

この時、Upworkでなかなか仕事がとれなくて焦っていました。少し前まではUpworkがいい感じだったんですが、ここ数週間、なかなか仕事がとれませんでした。コネクト買って色々応募しているんですが、なかなか受注につながりません。そこで、無料で応募できるFreelancersにターゲットを変えました。

Freelancersは無料で仕事に応募(Biddingの入札形式)できます(ただし、無料会員の場合は回数制限あり)。

メッセージが来てから引っ掛かるまで

夜、もうそろそろ寝るかなと思っていると、メッセージが来ていることに気づきます。「こんばんは。翻訳のトライアル受けてみませんか?」というメッセージがFreelancersに来ています。「喜んで!」と答えるとリンクが送られてきました。そのリンクには「以下の情報を同じフォーマットでこのメールアドレスに送ってください」との文言が。そのままホイホイとメールを送信して待つこと数時間。「こちらがトライアルです」のメッセージと共にメールが送られてきました。なぜかトライアルの英文は画像で添付。メッセージにはアメリカの超大手出版社の名前が書いてありました(私は名前を知りませんでしたが、Google検索したら出てきました)。そのメッセージには会社のミッションや業務内容などがあり、後半に出版翻訳についての記載がありました。そこには「翻訳の精度を保つため、翻訳者への支払いは弊社から直接翻訳者へなされます。UpworkやFreelancdersなどのプラットフォーム経由ではありません」ということが記載されていました。そしてそのまま翻訳を終え、メッセージ送信。

。。。。。。。。。その数時間後、なんとなーく「あ、騙された」と気づきました。

もう一度案件を開くと、そのプロジェクトはSuspendとなっていて応募できない状態になってました。そして「このプロジェクトに関する問い合わせはID:******と一緒に送ってください」と書いてありました。アウトです。というか、今考えたら気づく箇所が最初から満載なんですが、「仕事が欲しい」という気持ちが勝ってしまい、引っかかってしまいました。

変だったポイント

メッセージの初っ端から変

まず、メッセージの最初の言葉が「Hello, Dear」でした。初対面の人に送るメッセージにこれはないですよね。今ならそう思いますが、寝る直前にメッセージをみたのと、やはり「仕事欲しい」の気持ちが先に経ちました。

外部での連絡を求められる

リンク先に「このメールアドレスに送ってください」とありましたが、プラットフォーム外部での連絡は禁止です。これは全てのプラットフォーム共通です。Freelancersのページにも書いてありました。「皆さんを守るためです」的なことが書いてあるんですが、本当にそう!もちろん、フリーランスは全て自己責任ですが、プラットフォーム上で起きたトラブルから守ってもらうためにも、それ以外でのコンタクトはやめた方がいいです。

超大手出版会社の名を騙る

超大手出版社の名前を騙っていました。そんな超大手出版社が直に私に連絡することなんてないです。可能性ゼロです。ここに吊られて騙されたわけではないですが、おかしいと気づくとこですね。

メールの英文がなってない

英文に間違いがありました。英語に限らずですが、メールで送る文章にはある一定のルールというか型というかありますよね。挨拶、自己紹介、用件、など。でもそんなの無視のメールでした。いきなり会社の理念とか業務内容とかが書かれたメールで、一番下に「こちらがトライアルです。これをPDF形式で送ってください。何か質問があれば。。。」と大事なことが書かれてました。普通なら「???」となるところですが、頭の中は「これに合格したら仕事もらえる」一色だったため、気づきませんでした。

トライアル文章が文章ファイルではなく画像ファイル

トライアル内容が画像で送られてきました。普通、トライアルは文書ファイルかPDFファイルですよね?他のトライアル受けたことないですが。これもおかしいポイントでした。

クライアントがサスペンドされている

結構早い段階で、Freelancersがこのプロジェクトとクライアントをサスペンドしていました。トライアルを送る前に確認すべきとこでしたが、確認せずにそのままメール送ってました。

今考えるとツッコミどころ満載のオファーです。自分のバカさ加減に泣けてきます。

反省とまとめ

「自分は絶対詐欺に引っかからない」ということは絶対にない、ということを身をもって体験しました。私1人の被害は大したことないですが、こういうことをする人と関わってしまったことや、そんな人たちにじぶんのメールアドレスを知られてしまったことがとても嫌な気分になりました。

これはどのプラットフォームでも言われていることだと思いますが、「そのプラットフォーム外で連絡は取らない」が鉄則な気がします。最近、Upworkの手数料などが上がってきて、外で連絡取りたいという人が結構います。なので、全員が詐欺ではないと思いますが、やはり、外で連絡するのは避けた方がいいかなと思います。また、レビューのついていない、あるいは支払い方法が確認されていないクライアントは少し緊張感を持って応募した方が良いかと思います。

「自分の身は自分で守る」そして「ルールは守る」は鉄則です。

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